求められる人材について考える

Posted by R.H on 8月 06, 2010
プロジェクトマネジメント / No Comments

PMOの業務や心がけについては既に多くの人がブログに書いているので、今回は必要としている人材について書いてみることにします。

参画するプロジェクトは100名以上の規模や、複数プロジェクトが同時に進んでいるようなケースに入ることが多くなります。中には30名程度のものもありますが、外部のPMOを必要としているプロジェクトは大規模である傾向が強いのは言うまでもありません。

リーダーやPMOでなく1メンバーであったとしても、大規模プロジェクトを経験し、その中でプロジェクト固有の問題や普遍的な問題に気付き、自分なりに原因を考える感覚があれば、多少なりとも素養があると言えるのではないでしょうか。

または中規模以下でも10名以上の規模のPMやPLとして、クライアント・自社のマネジメント層・プロジェクトメンバーの狭間に立ち、折衝や交渉、判断を下したりする経験をしていれば、マネジメントレベルの視点でプロジェクトを見ることができ、またPMやPLの気持ちが理解できるという意味でもPMOとして十分な働きができる可能性が高いと思います。

それだけの経験をしていても、この仕事をしていて難しいと思うことは、自社のプロジェクトではないためクライアントが変わる度にプロジェクトの進め方やメンバーの多様性、求められるスキルが変わるということです。特にクライアントの「文化」は千差万別で、一般論では測れないと覚悟していても驚くことが多々あります。そういうものを乗り越えるタフさは必要不可欠でしょう。

とはいえ、自社以外のプロジェクトや大規模プロジェクト、プロジェクトマネジメントを経験している人でなければいけないということはありません。特に若い方であれば、素直な心・謙虚な心で学ぶ姿勢、常に問題意識を持つような心掛け、プロフェッショナルとしての振る舞い、通常レベルのストレス耐性、そして何より心身ともに健康で、ミッション・ビジョンに共感できる方であれば、マネジメントソリューションズの門を叩いてみる価値はあるかもしれません。

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PMOに対する市場の期待について考える

ITという言葉が世に広まってから既に10年以上が経ち、
企業経営にとってシステムはもはや切り離せない時代となっています。
10年前は「ITによって業務を効率化し、コスト削減を実現する」などと
謳っていましたが、最近になって企業はようやくその実態が見えて
きたのではないでしょうか。

プロジェクトは以前と変わらず複雑かつ巨大で、多額のコストを必要とします。
またプロジェクトが終わっても保守費・ライセンス費が変わらず発生するし、
情報化によって、企業の経営スピード以上に市場の変化と多様化が促進され、
それに合わせてシステムの改修頻度も高くなる傾向にあります。
必然的にプロジェクトの数が増え、一向にコスト削減は進まず、
またプロジェクトを上手く進められる人材も不足しがちです。
そこにリーマンショックとアジアの台頭によるパラダイムシフト。
そのような状況下で、企業のプロジェクトに対する目はより厳しくなりました。

なぜPMOの存在意義が高まったのか。
それはPMOを強化することが、プロジェクトのトータルコスト低減に繋がる
という希望を与えているからではないでしょうか。
またPMOの働きは、プロジェクト自体だけではなく保守以降のフェーズで
システム全体に掛かる全体費用を抑えることも期待できます。

企業の視点で見ると、ベンダーやシステム部隊を持つコンサルティングは、
開発メンバーを増やす=コストを肥大化させるように動いていると
見られるかもしれません。
しかし開発部隊を持たないPMOというと、遅延や品質低下などによって
発生する余計な工数を削減してくれる人達と映るかもしれません。

その根本的な立ち位置の違いが、MSOLが市場から求められる
使命の一つであると考えています。

個人と組織

Posted by R.H on 9月 03, 2009
プロジェクトマネジメント / No Comments

現在のところPMOはシステム開発系のプロジェクトでその存在価値を発揮していますが、PMOを必要としている現場は中規模以上の開発案件だけではなく、小規模の保守/運用案件においてもその存在意義が認められています。もちろんシステムが稼動するまでの時期が最も非成功リスクの高いフェーズですが、マネジメント視点で見ると、保守/運用業務における各種ルールの策定や、ナレッジの有効活用を促進したり、アクティビティ分析を行うことによって運用コストを削減するなど、稼動後においてもやらなければならないことは多く残っています。このように、プロジェクトのどのようなフェーズにおいても価値を創造し、マネジメントを1歩上のレベルに引き上げることを組織的かつ実践的に行えているのがマネジメントソリューションズの強みではないでしょうか。

個人レベルで「プロジェクトマネジメントが出来ます」「PMOが出来ます」という人は数多くいるし、個々のスキルを前面に出して「PMOサービスを提供しています」というのはある意味簡単なことです。しかし、これまで人依存だったスキルをいったん人から引き剥がし、組織的に行えるようにするために再構築する作業こそが、実は最も困難なことです。

マネジメントソリューションズはPMO市場と共にまだ成長段階ですが、そんな解答の無い問題にチャレンジできる環境にあることが、大きな楽しみの1つですね。

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