ITという言葉が世に広まってから既に10年以上が経ち、
企業経営にとってシステムはもはや切り離せない時代となっています。
10年前は「ITによって業務を効率化し、コスト削減を実現する」などと
謳っていましたが、最近になって企業はようやくその実態が見えて
きたのではないでしょうか。
プロジェクトは以前と変わらず複雑かつ巨大で、多額のコストを必要とします。
またプロジェクトが終わっても保守費・ライセンス費が変わらず発生するし、
情報化によって、企業の経営スピード以上に市場の変化と多様化が促進され、
それに合わせてシステムの改修頻度も高くなる傾向にあります。
必然的にプロジェクトの数が増え、一向にコスト削減は進まず、
またプロジェクトを上手く進められる人材も不足しがちです。
そこにリーマンショックとアジアの台頭によるパラダイムシフト。
そのような状況下で、企業のプロジェクトに対する目はより厳しくなりました。
なぜPMOの存在意義が高まったのか。
それはPMOを強化することが、プロジェクトのトータルコスト低減に繋がる
という希望を与えているからではないでしょうか。
またPMOの働きは、プロジェクト自体だけではなく保守以降のフェーズで
システム全体に掛かる全体費用を抑えることも期待できます。
企業の視点で見ると、ベンダーやシステム部隊を持つコンサルティングは、
開発メンバーを増やす=コストを肥大化させるように動いていると
見られるかもしれません。
しかし開発部隊を持たないPMOというと、遅延や品質低下などによって
発生する余計な工数を削減してくれる人達と映るかもしれません。
その根本的な立ち位置の違いが、MSOLが市場から求められる
使命の一つであると考えています。

